DNA修復|慶應義塾大学 薬学部 分子腫瘍薬学講座
慶應義塾大学薬学部 芝共立キャンパス
〒105-8512 
東京都港区芝公園1-5-30 3号館 8階

ご挨拶

慶應義塾大学 薬学部
分子腫瘍薬学講座
傷ついたDNAはどうやって治るのか?!
DNAを正確に復元する力「DNA修復」の謎を解き明かす!
そしてその知識を応用して、がん治療の開発改善に役立てる!!


他大学の薬学部はもちろん、
『理工学部、理学部、保健学科、医学部など』

様々な学部出身者であっても、
DNA修復とがんの研究に真剣に取り組みたい人を歓迎しています!!
(卒研希望者は必読 → 詳しくはこちら

日本でDNA修復とがん研究を本気でするなら『柴田研』で!!!

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DNA修復学研究室のHPへようこそ。
本研究室の研究主宰者、柴田淳史です。
私たちの研究室は2013年3月からスタートしました。

実は、人の体の中にあるDNAは、毎日たくさん傷ついています。 しかし人は、その傷ついたDNAを正確に復元する力「DNA修復」という能力を持っています。私たちの研究室では DNA修復を一つの学問として捉え、その仕組みを解明し、新しい医療方法を開発することで、人類の健康増進に貢献することを目指しています。

人の体の設計図であるDNAをきちんと治せるかどうかによって、人の健康が維持できるかどうかが決まってきます。そのため、私たちは「DNA修復」という反応を詳しく知る必要があります。そこで私たちは、細胞がどのようにして最適なDNA修復方法を選択し、DNAを正しく維持しているかを解明しようとしています。特に超高解像度顕微鏡、次世代シーケンス、遺伝子改変などの新しい技術を駆使することで、DNA修復の全容解明に挑戦しています。

また私たちは、がん治療時に発生するDNA修復反応が、がん治療効果にどのような影響を与えるかについて研究を行っています。例えば、がん治療における放射線治療や化学療法は、DNAを傷つけることによってがん細胞を殺傷します。近年、“がん治療時に起こるDNAの傷”が細胞内に色々なシグナル伝達を与え、体内の免疫活性化を引き起こすことが明らかになってきました。DNAの傷が生じた際のシグナル伝達を詳細に解き明かすことで免疫効果を最適化し、最も効率の良いがん治療を実現したいと思っています。

生命維持の根幹である「DNA修復」を解明することで、がん治療を含めた様々な医療の発展に繋がることを信じて、私たちは日々研究に励んでいます。

講座紹介動画


*動画の最後のほうに現所属学生からのコメントもありますのでぜひご視聴ください!

DNA修復研究室では卒研生・大学院生・研究生・博士研究員を募集しています!
生命の謎を研究してみたい、基礎医学を通じて医療に貢献したい、
この世界の科学(サイエンス)を発展させたい、
わたしたちの研究に興味のある方は、ぜひご連絡下さい。

オリジナルの研究教育ストラテジー ILPCの習得
I:Intellectual curiosity(知的好奇心)
L:Logical thinking(論理的思考)
P:Practical experience(実務経験)
C:Communications(国際人としての交流)

柴田研究室では、上記のILPCを軸に世界に羽ばたく若手研究者を育成します!!

研究テーマ:

  1. DNA修復の基本原理に関する研究
  2. がん免疫治療に繋がるDNA修復応答シグナル伝達の研究
  3. 超高解像度顕微鏡によるDNA損傷修復複合体および高次クロマチン構造体の可視化

キーワード:

  1. DNA修復、DNA二本鎖切断、修復経路選択性、転写、クロマチン、シグナル伝達、DNA修復操作薬開発
  2. がん免疫治療、化学放射線治療、免疫・炎症遺伝子発現調節、HLA Class I、PD-L1、IL-6、がんマーカー開発
  3. 超高解像度蛍光イメージング解析、次世代シーケンス解析(RNA-seq、ATAC-seq、ChIP-seq)

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