柴田研に配属された学部生は、まず最初の数か月で下記の技能と知識を身につけてもらっています。
出来れば最初の一か月で出来るようにしましょう。
1)エクセル
実験データの整理にエクセルは必須です。
例えば得られた実験結果の数値から、合計、平均、標準偏差、1万個の遺伝子の中からの数値の抽出、などをします。このように研究をするためには様々な場面でエクセルの技術が求められます。これらは卒業後に病院・薬局・企業・官庁で働く場面でも、有能な人材として活躍するためには欠かせない技術です。
・【EXCEL関数】必須のよく使うエクセル関数13選!使い方まとめ→こちら
・Excelの基本的な関数一覧┃この12種類は知っておこう!→こちら
修士以上を目指す場合は、「R studio」をインストールしましょう。箱ひげ図や散布図などの特別な図や、そしてインストールの仕方は直接の指導教員に聞いてください。
また、ChatGPTについて知っておきましょう。→こちら
余裕があれば、下記の関数も目を通しておきましょう。
・Excel主要関数79種類を完全解説【保存版】→こちら
(↑なぜYoutubeで無料視聴できるかというほど有用な情報がいっぱいです)
以上を修得した学生には、上級実践編ということでバイオインフォマティクス解析を教えることができます。
2)ワード
卒論・修論・学位論文はもちろん、英語の論文を書くにもワードは必須です。
・Wordの使い方・脱初心者初級編【完全版】→こちら
(↑ワードはこちらの動画一択で良いです)
その他には「校閲」を使えるようにしてください。指導教員とワードファイルの修正などやり取りする際に必須です。下記の赤丸部分を使えるようにしてください。校閲の使い方については、各自でGoogleで調べましょう。
3)パワーポイント
データをまとめてプレゼンすることは研究に必要な技術です。もちろん研究以外でも、様々な職種で必要とされる技術です。卒論・修論・学位論文、そして学会発表で必ず必要となるので、パワーポイントに慣れて素早く図を作れるようにしましょう。
基本の技術は動画にまとめてあります。→こちら(要パスワード)
4)論文検索
PubMedを使って論文を検索できるようにしましょう。→こちら(要パスワード)
5)柴田研の研究を知る
DNA修復チーム、がん免疫チーム、どちらに所属するかにかかわらず、下記の総説を読んで、他の人に説明できるように用語なども覚えておきましょう。その後、自分のテーマに関わる内容についてはオリジナルの英文原著を読みましょう。修士以上を目指す人は必ず該当する柴田研の英文原著を読んでください。柴田ラボには原本(PDFも)がありますので、指導教員に聞いて入手してください。
放射線生物研究 総説 内原 2022
放射線生物研究 総説 内原 2020
放射線生物研究 総説 磯野 2018
放射線生物研究 総説 内原 2013
放射線生物研究のオリジナルHPはこちら
*もし配属前から柴田研に興味がある人がいたら、配属前に勉強しておいてもらうと円滑に研究がスタートできると思います。その場合、「5)柴田研の研究を知る」にある総説を渡すこともできますので柴田までメールください。
6)メールの書き方
意外とメールの書き方を教わる機会は少ないです。そのため、博士号取得者でもとてもビジネスの世界では通用しないようなメール文面を書く方がいます。柴田ラボの卒業生は、病院・薬局、研究、官庁、ビジネス、どの場所においても業界をリードする人材になるために、メールの書き方&ルールを覚えておきましょう。→こちら(要パスワード)
7)日本語論文の書き方
こちらは卒論を書き始めるときに改めて読んでもらいますが、柴田ラボに入ったらまず一通りは目を通しておきましょう。科学用語を使って日本語で文章を書くコツについてまとめてあります。→こちら(要パスワード)