Genome Damage Network(GDN)では、2014年からDNA損傷応答を研究対象として勉強会を開催してきました。これまではDNA損傷応答を対象とした研究者が中心に集まり勉強会を開催していたのですが、近年の生命科学研究では単一の研究分野からのアプローチでは機能解明が難しいケースが増え、いくつかの分野が融合することで創造的なアイディアが生まれる事が多くなってきています。そこで2022年から、通常のGDNセミナーに加え、GDN多分野交流セミナーの開催をスタートさせました。GDN多分野交流セミナーでは、DNA損傷応答ではない、様々な分野のエキスパートの先生方をお招きしてセミナーを開催します。
GDNでは、お互いのアイディアを自由に出し合い、ディスカッションを楽しむという点を大事にしているため、発表30分、質疑応答30分の形式をとっております。実際はご発表の途中に質疑応答有りとし、合計60分にてご講演していただいております。
~~~~~~~~~これまで開催したGDN多分野交流セミナー~~~~~~~~~
第一回 GDN多分野交流セミナー
今回は、「老化研究@九州2022」とサブタイトルを付け、産業医大・香崎正宙先生がオーガナイザーとなり、九州大学・アイソトープ統合安全管理センターのセミナー室を借りて2022年9月6日に開催いたします。
GDN多分野交流セミナーの開催形式はハイブリットになりますが、演者の先生方には現地参加のみとさせていただき、一部のGDNメンバーが現地参加致します。ご発表途中の質疑は現地参加者のみとし、オンライン参加の方々には最後の数分で質問を受け付けるスタイルにしています。
オーガナイザー:香崎正宙
招待演者:
小野悠介(熊本大学)
佐田亜衣子(熊本大学)
首藤剛(熊本大学)
森亮一(長崎大学)
山内基弘(九州大学・GDN)
敬称略
2022年9月6日(火) 開催
*zoomは10:00頃から開場します。
10:20-10:30 Opening remarks by 柴田 淳史(群馬大学)
10:30-11:30 小野 悠介(熊本大学)「骨格筋の可塑性と再生の分子メカニズムとその加齢変容」
11:30-12:30 香崎 正宙(産業医科大学)「DNA代謝酵素欠損や加齢に対する哺乳類のレジリエンス」
昼食 60分
13:30-14:30 佐田 亜衣子(熊本大学)「細胞の分裂頻度に着眼した皮膚幹細胞老化メカニズム」
14:30-15:30 首藤 剛 (熊本大学)「実験モデル動物を活用した肺老化疾患COPDと健康寿命に対する評価系の構築と解析」
休憩 20分
15:50-16:50 森 亮一 (長崎大学)「皮膚創傷治癒研究を基盤とした学際的研究への挑戦」
16:50-17:20 山内 基弘 (九州大学)「スプライシング因子SART1によるDNA二本鎖切断の相同組換え修復の促進メカニズム」
17:20-17:50 オープンディスカッション(演者の方々、参加者とフリーディスカッション)
17:50-18:00 Closing remarks by 香崎