創刊1966年3月という、60年近い歴史がある放射線生物研究会の機関紙「放射線生物研究」に、奥村さんと柴田が共同執筆した総説が掲載されました!
本稿では、柴田が中心となり、様々な研究者と共同しながらこれまで約15年間に渡って行ってきた『ヒト細胞における放射線誘発DSB修復経路選択機構』について解説しています。
DNA修復について興味を持っている人、がん治療の研究をするうえでDNA修復の基本について学びたい人、これから放射線生物研究に関わっていきたい人、様々な方々におススメの総説となっております。
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タイトル「放射線誘発DNA二本鎖切断に対する修復経路選択機構の研究」
目次
1.はじめに
2.NHEJファーストモデル(Shibata et al., EMBO J, 2011)
3.MRE11エンドヌクレアーゼ活性によるDSB end resectionの開始(Shibata et al., Mol Cell, 2014)
4.53BP1 repositioningによるHR環境の構築(Isono et al., Cell Rep, 2017)
5.転写共役型DSB修復(Yasuhara et al., Cell, 2018: Yasuhara et al., Cell Rep, 2022)
6.重粒子線誘発complex DNA lesionに対するHR経路の優位性
7.まとめ
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*基本的には放射線生物研究会の会員になると閲覧できますが、柴田の総説部分のみを読みたい方は別途お問い合わせください。
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